世界の漁船1 |
1.CODBOAT(イングランド北部 北大西洋の鱈漁船) 2013年8月進水 |
15年以上模型から遠ざかっていましたので、歳をとったのと重なって各種の手法をすっかり忘れてしまい、戸惑いました。 2013.8月制作の,イングランド北部の大西洋(荒れる北海)で活躍する鱈漁船です、4月半ばから初めて4ヶ月掛りました、 HPで見た一枚の写真、アメリカやヨーロッパでは最近多い様ですが初めて見た奇妙な姿ににショックを受けすっかり魅了され 資料を探して制作しました、 初めて出会ったバルバスバウでは色々な素材・技法で試作して見ましたが上手く行かず、Hさんに教えて頂いた方法でやっと解決 できました、9月22日の初走行ではKさんに造って頂いたモーターシステムとコルトノズルが快調に働き好評を頂きました。 約1/30 470mm 動力7.2V レーダー ライト 作業等灯 |
![]() 艇身より船体の高さの方が大きい奇妙なスタイル |
![]() 苦労したバルバスバウは芯を入れてバルサで加工 |
![]() 檜の細板、ラワンの厚板、FRP色々苦労してやっと |
![]() バスで浮力テスト、鉛その他で 4.75キロ |
![]() 正面から高さが分かります |
![]() 引き波は中々の物 |
![]() 右舷 |
![]() 夜間作業灯の全点灯 |
![]() 左舷 |
2.EUREKA (北カリホルニアの蟹漁船)
( モントレー クリッパー )
若き日に見たアルフレッド・ヒチコックの名作「鳥」の舞台になった北カリフォルニアの小さな漁村「ボデガベイ」訪ねた折, 子供達が鳥に襲われ避難した古い教会や村の家々がそのまま残っていたのに感動したものでした、その際思わぬ拾い物は波止場 に停泊していた此の漁船です、後に此の辺りによく有る蟹採り漁船だよと友人に教えられましたが、小さく纏まった機能的 なスタイルにすっかり魅せられ、色々の角度や漁具、小物まで撮影して製作の準備に入りました 偶然ですがその年の7-8月 合併号の(scaleship modeler)誌にmontery clipperとして同じboatの特集記事が載りましたのでプランが手に入りスムースに プランの作業が進みました、 約1/25 50cm 動力4.8V シングル・エンジン音 ・ 室内灯 |
![]() 右舷 |
![]() エンジン音も快適 |
![]() 現物は生活感あり過ぎ |
![]() ライト、室内灯のテスト |
![]() 成るべく忠実に再現したつもり |
![]() ちょっと遊びました |
3.OCEAN WONDER (バンクーバー・サーモントローラー)
カナダ・バンクーバー港の一郭にプロ・フイッシャー専用の施設が在ります、大小様々な主にサーモン漁のボート が舳先を連ねています、漁船ファンには堪りません、中でも一際眼に惹かれたのは此の船(オーシャン・ワンダー) でした、まるでレジャーボートの様なルックスですが大型のブーム(OUTRIGGER)や、まき網用と思われる小型ボート (SKIFF)を持った強力な姿はファンとして捨てては置かれません,船主にお願いしたて細かい部分まで撮影して 帰国後すぐ製作に入りました、撮影、製作したのは15年位い前ですがバンクーバー港にまだ在るのではと思います? 荷揚げブーム下の船側の板張りと曲線を描いた厚い木材の線が(使用目的は不明)ですがデザインを引き立てています、 製作に当たっては此の形に素材を曲げるのには大苦労でした。 約1/25 80cm 動力7.2V マルチシリンダーエンジン音 魚網用ブーム(outrigger) レーダー2基可動 |
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4.CRETE(ギリシャ) |
20年位前スペイン各地を撮影旅行して、バルセロナに滞在していた折り市内の旅行社で沢山の地中海クルーズのパンフレット を手に入れました、エジプトは余り素朴過ぎて模型として製作するには物足りず、イタリヤとスペインはかなり近代化して敬遠 しましたがギリシャとマルタには私の求める夫々が個性を諸に出し自由な色彩に溢れた漁船達が居りました、 その中から一艘選んだのが此のCRETEです、丸みを帯びた小さな船体にあらゆる漁具を載せ、外付けのラダーに手を掛けた船頭が右手 に持った棒の先のフックで操縦する、太った船員はデッキでワインのがぶ飲みしている,以下にも南欧の明るい長閑な風景がすっかり 気に入って帰国してすぐ製作しました。 約1/25 50cm 動力4.8V シングルエンジン音 集魚灯 |
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5. MAKING OF GULF SHIRIMP BOAT |
15年ぶりに手がけたCODBOATの製作を八月に進水しましたが、以前から世界の漁船として大きな存在 あるアメリカ南部フロリダからGULFBAYに広がる、巨大なOUTRIGGERを一杯に広げた勇壮なSHRIMP BOATを造りたく なって仕舞いました。 幸い資料不足に悩んでいた私に息子から英文で入力すれば沢山出るとの忠告が有り、 試みると十分過ぎるような影像を見る事が出来ました。早速デザインを描き、プランとキール、フレームの 設計を造船技師のKさんに見て貰ったところ素人としては80点言われたので満足して製作に入りました。 製作過程は私個人の自己流です、こんな事やってるのかと笑ってご覧ください。 9月17日 |
![]() 先ずは平面と側面のデザインとフレームの曲線 |
![]() フレームの型紙を作る 9月25日 |
![]() キールとフレームを5~4mmのベニヤでカット |
![]() 仮止めして歪みをチエック 10月24日 |
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つづきます
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