東北の茅葺き民家を撮影、記録して関東に入ると茅葺き民家の様子がすっかり変って居るのに気づきます、 江戸期から日本の中心であった大消費地東京に近い関東は農産物、生産物の流通が活発で換金作物への切り 替えも早く恵まれた環境にあった事が民家の造りからも容易に伺えます。
特に茨城では広い敷地に屋敷林で囲まれ、大型で姿の良い茅葺き民家が「筑波流茅手」の技術を競うように 各所で見ることが出来ました。

茨城の写真家　柳下　征史さんが豪華写真集　ひだまりの「茅葺き民家」を出版されました、私の茨城に関す る資料は殆ど氏のご案内に寄るものです。茅葺き民家に日本の原風景を求める方、民家を愛する方、お手軽ス ナップ写真ではない本物の民家の姿をご覧になりたい方にお勧めいたします。